こんにちは。心理カウンセラーの坂本仰次(こうじ)です。
自分はYoutubeでよく心理学の関連動画を見るのですが、最近はまっているのがカウンセラーの衛藤信之先生の動画です。
吉本新喜劇的な軽快なトーク&アクションで心理学の基礎について面白おかしく学べるので、心理学に興味のない人にもおすすめです。
今日はそんな笑えて為になる動画ではなく、泣ける動画をご紹介します。
この動画の15分あたりから動画タイトルである「心に響かせるストーリー」のお話が出てくるのですが、先生が小児癌の病棟で体験したお話になります。
具体的な内容についてはメインのお話は10分ほどなので、是非動画を見て頂きたいですが、自分が特に印象に残った部分は、
「皆さんは死んでいった子供たちの夢の中で過ごしている」
というセリフです。
小児癌を患い幼くして命を落とした子供たちは、大きくなって学校に行ってみたい、大人になって働いてみたいというそんな僅かな望みさえ叶えられなかったと知ったとき、些細な悩みでイライラしている自分が如何に傲慢だったかと気づかされます。
こんな話をしていると、「下ばかり見ていると妥協するしかなくなってしまう」という人もいるかもしれませんが、ただ純粋に生きたいと願った子供たちと、今の自分とどちらが価値のある存在かと問うてみたとき、到底勝てないと思いました。
「残りの人生があと三日と考えて遺書を書いた時、皆近しいひとへの感謝を綴るのに、皆さんはそれを一生かけてやらない」というくだりも印象的でした。
自分も早くに親を亡くしているので、料理があまり上手い方ではなかった母親に、お世辞でもいいから「美味しかった」と感謝の言葉を伝える事はもうできません。
皆さんは、普段から近しい人に感謝の気持ち、伝えていますか?