コンプレックスの本当の恐ろしさは、劣等感を感じる事で本来の実力を発揮できなくなること。
でも、重要なのは「事実」ではなく、それをどのように捉えているかのはず。
「事実」は変えられない。
でも、誰しも変えられないはずの「事実」ばかりを見て、囚われる。
「事実」は変えられないんだから、上手く行かない原因をそこに求めてしまうと、解決できない悩みが増えるに決まってる。
「学歴が無いから、頭が悪い。」
「容姿が悪いから、もてない。」
そう思い込むと、そこで思考停止してしまい、自分の中で「絶対法則」に変わってしまう。
学歴が無い、容姿が悪いのは、「事実」かもしれない。
でも、学歴が無くても偉業をなした人物は沢山いるし、美女と野獣の様なカップルもたまに見かける。
大事なのは、本当にそうだろうか?と立ち止まって考える事。自己の相対化。
劣等感のような、ネガティブな感情が生まれた時、それを一歩引いた目線で観察するクセをつける。
心理学的には、「情動の自己認知」と表現する。
「え、駄洒落・・・?」
「こじ付けでも、他の情報と結びつけた方が記憶には残るんじゃ」
「そもそもジョン・ドゥを知らなくね?」
人は自分自身の悩みに対しては、視野が極端に狭くなってしまう。
同じ悩みでも、知人からの相談なら気軽にアドバイスできても、自分の問題となると途端に過大評価して解決策を見失ってしまう。
だから、「自分自身の悩みをどう解決するか?」と考えるのではなく、「知人からの相談だったら自分はどうアドバイスするだろう?」と視点を変えることで、悩みを客観的に捉える事ができる。
そこから解決策も見えてくる。