well-being meaning 

身体的なトレーニングと同じで、トレーニングによって心を鍛える事も可能です。心理カウンセラーがメンタルトレーニングの具体的な【方法】や【考え方】を様々な形で紹介しています。

「ただより高いものはない」の本当の意味とは?

「ただより高い物はない」

買い物をするとき、なるべくなら安く済ませたい。と考えるのは誰しも同じだと思います。
スマホのアプリも、有料だったり課金があるものより、できれば無料の物で済ませたいですよね?

でも、「安物買いの銭失い」という言葉もあって、あまり安さばかりを追い求めると品質の悪いものを掴まされて、かえって損する可能性もあるんですよね。
「ただより高いものはない」を辞書で引くと、だたで物を貰うと何かを頼まれたり、お礼にお


金がかかってかえって高くつくこと、とあります。

「認知的不協和」
心理学の概念に、「認知的不協和」というものがあります。
簡単に説明すると、自分の言動が一致しない時に、その差を無意識に埋めようとする心の働きを表す言葉です。
有名な例では、イソップ物語の酸っぱい葡萄のお話が挙げられます。
自分の背丈では届かないブドウに対して、「あのブドウは酸っぱいに違いない」と、キツネは考えを変える。
別の例を挙げると、高級ブランド品なんかも認知的不協和の作用が働いていると言えるかもしれません。
バッグや洋服に何十万ものお金を払うのは、原価率からすると高すぎると考えてもいいはずですが、それらを購入する人は、自分が高いお金を払った物に対して価値を下げるような考えはせず、高級なんだから良い物に違いないと疑う事をしません。

欅坂46 不協和音

欅坂46 不協和音

「お金を払う行為が生み出す価値」
お金を払うという行為は、物やサービス、情報など「目に見えるもの」に対してその代価を支払うことですが、それ以外にも、お金を払う事で目に見えない、無意識の領域で手に入れるものがあると思います。
それは、お金を払う事で「手に入れた物の価値を高めようとする意識が働く」という事です。
逆に無料で手に入れた物に対しては、「どうせタダだし」と考えてしまい、本当の価値に気が付きにくくなると言えます。

「更に失うものとは?」
そうは言っても、ただで手にいれたんだから、最悪捨てればいいじゃない?と考えがちですが、目に見えない部分で失うものは、正しい価値判断だけじゃなく、ある意味お金よりも大切と言える、「時間」です。
無駄な物を手に入れると、余計な事で時間を取られるって事ありますよね?
使ってみたら思うような効果が無くて、結局捨ててしまう。
「安物買いの銭失い」は、銭だけじゃなく、時間をも失う事になるという事ですね。

ただで手に入れて得した!と考える前に、その一方で失う物もあるという可能性に意識を向けてみませんか?