well-being meaning 

身体的なトレーニングと同じで、トレーニングによって心を鍛える事も可能です。心理カウンセラーがメンタルトレーニングの具体的な【方法】や【考え方】を様々な形で紹介しています。

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知ってました?【炎上問題】が起こる【本当の理由】

ネットで日常茶飯事の炎上ネタ
ネット空間での炎上騒ぎは、最早日常の一部と言っても過言でないくらい、ありふれた出来事になってきました。何故ネット上ではこうした炎上騒動が日々繰り返されるのか。

「匿名性」と「没個性化」
ネットが炎上し易い要因がその匿名性にあるという事は、何となく共通の理解として皆持っていると思います。実際の心理学実験でも、匿名性を担保した状態では人間の攻撃性が増す事が確認されています。
専門的にはこれを「没個性化」と表現します。

 

ネットでの発言=本音はただの勘違い?
匿名での投稿は責任を伴わないという観点から、普段言えない自分の本音をさらけ出すことが出来る、ある種個性を最大化するようなイメージで捉えている人もいるかもしれませんが、実は全く逆で「没個性化」の名前の通り、自分では本音を語っているつもりでも、それは個性でも何でもなくその実態はネットという集団を隠れ蓑にして増幅された野次馬の無責任な発言に過ぎないという事です。
つまり、ネット上で主体的に本音を書き込んいるつもりでも、それは心理効果によって「ただ書かされているだけ」だという事です。

 

日本人の美徳、どこ行った?

没個性化とは本来現実での現象を指し、群集に含まれた個人の心理を分析したもので、集団に埋没する事で責任意識が希薄になり、安易に暴力や破壊活動へ手を染めてしまう心理の分析から生まれた言葉です。

日本人の美徳として良く取り上げられるのが、震災など混乱下でも秩序が崩壊せず暴動などが起きない国民性ですが、その一方ネットでの発言に目をやると、何故かそのモラルは簡単に破られ、暴力的な発言や攻撃的なコメントが後を絶ちません。


今日は8月9日【ハグの日】
今日は8月9日で語呂合わせから”ハグの日”とされています。


日本人が韓国で目隠しをしてフリーハグをしてみた ( I'm Japanese, do you hug me? in Korea )

日韓間での昨今の政治的な問題から、ネット上では韓国に対する激しい非難の言葉が見かけられます。
その中には明らかな差別発言や、暴力的な言葉も多く含まれています。
ネット上での没個性化された状態では辛辣な発言が出来ても、現実で相手を目の前にした状態で同じことが言えるか?といえば出来ない人が殆どだと思います。
現実で外国人と親しく接する機会を持つ人は限られると思いますが、上記の様な動画を観ることで、ネットで辛辣な意見を「書かされている」事実に、気が付く人が少しでも増えれば良いなと思います。