well-being meaning 

身体的なトレーニングと同じで、トレーニングによって心を鍛える事も可能です。心理カウンセラーがメンタルトレーニングの具体的な【方法】や【考え方】を様々な形で紹介しています。

哲人に学ぶ!【究極のミニマリスト】になる為の【驚きの思考法】とは?

究極のミニマリストとは?
今でこそ「ミニマリスト」という名称が一般化して受け入れられていますが、「物を持たない生き方」という思想を遡っていくと、古代ギリシャの哲学キュニコス派にたどり着きます。
清貧な生き方を説いたキュニコス派の中でも、有名な「犬の哲学者」と呼ばれるディオゲネスは、究極のミニマリストと言えるような生活をしていたと伝えらえれています。
彼の住処は「樽」で、持ち物と言えば「ずた袋」と、水を汲むための「柄杓」だけだったと言います。
そして、ディオゲネスはある日子供が手で水をすくって飲む姿を見て、まだ不要なモノがあったと言わんばかりに、柄杓すらも投げ捨ててしまいます。


英雄アレキサンドロスとの邂逅
アレキサンドロスは評判を聞きつけ、ある日の夕刻、部下を引き連れてディオゲネスに会いに行きます。そして、ディオゲネスに対して「何か求めるものはあるか?」と問いかけると、ディオゲネスは「あなたがそこに立っていると日が当たらないから、ちょっとどいてくれ」とだけ答えました。
当時世界を支配せんとするほどの勢いがあったアレキサンドロスに対して、ちょっと、そこどいて?と頼んだディオゲネス
アレキサンドロスを現代で例えるなら、経済界において世界を支配しつつあるGAFAの一角であるAmazonの創業者で世界一の資産家、ジェフベゾスあたりでしょうか?
個人資産が一兆円を超えると言われるジェフベゾスがもし自分の前に現れて「何か欲しいものはある?」と聞いてきたら、あなたならいったいなんて答えますか?
ディオゲネスは何の迷いもなく「そこ、どいて?」とだけ求めました。その精神性は我々の想像を遥かに超えています。

アレクサンドロスとディオゲネス

アレクサンドロスディオゲネス

 

「金持ちは財産を所有しているのではなく、財産に所有されているのである」
これはディオゲネスの残したとされる言葉ですが、人間の欲望に際限が無い事を端的に現した言葉と言えます。モノを増やせば増やすほど執着心も大きくなり、いつまでも心が満たされることは無いと、ディオゲネスは伝えたかったのではないでしょうか?

「不要なモノを捨てる行為」は、つまり「執着心を捨てる行為」に他ならないということですね。