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身体的なトレーニングと同じで、トレーニングによって心を鍛える事も可能です。心理カウンセラーがメンタルトレーニングの具体的な【方法】や【考え方】を様々な形で紹介しています。

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【イライラの正体】を知る事で感情をコントロールできる!?

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イライラの正体とは?

日常の些細な出来事でついムカッとする事ありますよね。

順番待ちの列に並んでいたら割り込まれた。
職場で上司にちょっとしたミスを指摘された。
友達が約束を忘れてすっぽかした。

もっと些細な事でも、イライラしてしまう事はあります。
後で考えるとどうでもいいと思える事でも、その瞬間は怒りの感情を抑えられない。
そのイライラの正体は、「被害者意識」です。

同じ出来事でも、「何で自分だけが?」「私のせいじゃないのに!」「いつも自分だけが損してる!」と、不公平感を感じてしまうと怒りの感情が増幅され、コントロールが効かなくなり暴走へと発展する事もあります。
このように被害者意識は、怒りの感情を増幅・暴走させる、ブースターの様な役割を果たしている事が分かります。

被害者意識から被害妄想へ
更に被害者意識が常態化すると被害妄想にまで症状が悪化し、社会生活に支障が起きると精神障害として治療が必要になるケースにまで及ぶ事もあります。
こうなると、自分に全く関係ない出来事でも、全て自分への攻撃と感じられ、周囲にいる者は全て敵であり、自分は常に攻撃にさらされている様に感じる、という非常に危険な精神状態となります。

韓国の人は怒りっぽい?

よくネットで「韓国人は短気で怒りっぽい」という表現を見かける事があります。唐辛子の摂取量が多い事がその根拠とされ、唐辛子の辛み成分であるカプサイシンにそのような効果がある為とまことしやかに言われてますが、実際は医学的にカプサイシンにその様な効果は認められておらず、全くのデタラメだと分かります。
そもそも、唐辛子の摂取量は韓国よりも温暖な気候である東南アジアの方が多く、タイやマレーシアの人も怒りっぽくないと、整合性がとれません。
タイなんて「微笑みの国」と言われる程で、怒りっぽいイメージなんて全くないですよね。
韓国の人が怒りっぽいとするなら、その原因は韓国の政策によるものが大きいと個人的には考えます。
歴史上、大国からの文化的・経済的・軍事的な影響に常にさらされてきた同国が、被害者という立場を強調する事で優位性を保っている側面は否めません。
そして、国策として国民に被害者意識を植え付けた結果、その副作用として怒りの感情を持ちやすくなったとした方が、理論的には整合性がありそうだと思いませんか?

幽霊の正体見たり枯れ尾花

イライラの正体が分かったところで、ではどうすればいいか?という話ですが、正体が分かれば話は簡単で、「自分が被害者と感じる」という事は「相手は加害者である」と考えているという事になります。
そして、被害者は不当に加害者によって攻撃されていると感じているので、加害者を攻撃する事に正当性があると考えて、怒りの感情が湧きあがります。
この「被害者と加害者」という「対立構造」さえ崩してしまえば、怒りの根拠も薄まります。
つまり、自分をイライラさせている相手の「被害者」としての側面を想像すれば良いという事です。

「列に割り込んできた人もきっと以前に割り込まれて報復でやってるんだろう?」
「ミスを指摘した上司も、もっと理不尽な事で上の人間に叱責されてるんだろう?」
「そういえば、自分も以前友達との約束を忘れてた事あったな?」
これらの思考はあくまで自分の感情をコントロールする為の物なので、自分さえ納得させられるものであれば、事実に基づく必要はありません。

仏様じゃないんだから、そんなの無理!って人は、両手を胸の前で合わせて微笑むタイの人の笑顔を思い浮かべてみるのも一つの手段かもしれません。同じ仏教国なんだし!