人付き合いが苦手・・・。
「人と目を合わせて話すのが苦手」、「誰かと一緒に居ると疲れる」など、コミュニケーションが苦手で人付き合いに苦痛を感じる人は多いと思います。
実際に自分の事を「コミュ障」だと感じている人は、日本人では約3割にも及ぶという調査結果もあります。
「相手に気を遣いすぎてしまう」
「自分がどう思われているか気になる」
原因は様々ですが、社会で生きていく以上、他人と上手く付き合っていく術は必須のスキルと言えます。
カウンセリングでは必須とされる「ラポール」
カウンセリングの場面では相手との信頼関係を築くことをラポールと表現します。
対面のカウンセリングだと、いきなり初対面の相手から本音を聞きだす必要があるので、最初に短時間で信頼関係を構築する事が大前提になってきます。
そこで実践的に使用できる信頼関係を築くためのテクニックをいくつかご紹介します。
実践テクニック「コールドリーディング」とは?
コールドリーディングとは本来占い師などが使用する、手っ取り早く他人から信用を得るための裏技的な技術ですが、悪意を持って使用するのでなければ、日常生活でも役に立つ非常に実践的なコミュニケーションのテクニックと言えます。
相手の目を見て話すには?
相手の目を見て話すのが苦手な人は多いと思います。一般的なアドバイスでは、「相手の鼻のあたりを見て話せば良い」などと言われていますが、これだとやはり多少違和感が出てしまいます。
ではしっかり相手の目を見て話すにはどうすれば良いのか?
人間の手に「利き腕」があるように、人間の目にも「利き目」があると言われています。
これを見分ける方法ですが、右目と左目で僅かに瞬きのタイミングが僅かに早い方が利き目とされています。
何故こんな話をするかと言えば、「相手の利き目を見分ける事を意識して」相手の目を観察する事が重要になって来るためです。
つまり、相手をモノのように観察する事で、相手の目を見つめる気恥ずかしさを抑える事が出来る、という事です。
相手とのスキンシップを頭でイメージでする?
親密な相手とはスキンシップをはかる事で、お互いの信頼関係を確認できますが、初対面の人にはさすがに難しいですよね。
そこで有効なテクニックとしては、実際に相手に触れるのではなく、触れる場面を頭でイメージするという方法です。
相手の肩に手を置く場面を自分の頭の中でイメージしてみる。
洋服の素材の手触りはどんな感じなのか?
相手が男性ならがっしりした感触か、女性なら柔らかい感触か。
なるべくリアルな感触を想像できた方がより効果的です。
こうする事で、知らず知らずのうちに心の距離感を自分から縮める事ができ、そしてこちらが心を開いていれば、それは相手にも伝わるので結果的にお互いの距離感を近づける事が出来ます。
脳は現実と想像とを明確に区別できない!
頭でレモンをイメージするだけで、誰でも口の中に唾が溜まっていくと思います。
これはつまり、想像するだけで脳が現実の出来事と同じ様に反応して、唾液を分泌させているという事です。
人間は他人とスキンシップをはかる事で、オキシトシンという「幸せホルモン」が分泌されると言われています。
相手とのスキンシップをイメージするだけで、距離感も縮められて、幸福感まで得られる。
他人と過ごす事に苦痛を感じる事も少なくなると思います。
これを実践しない手はないですよね?