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【衝撃!】最新テクノロジーで丸裸にされる私たちのプライベート(監視社会/AI/ディストピア) 

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ここに一つの動画がある。

米国のジャーナリストであるジェイ・タック氏のTED講演の動画だ。


Artificial Intelligence: it will kill us | Jay Tuck | TEDxHamburgSalon


動画の内容はタイトルから分かるように主にAIの危険性を指摘しているものだ。
以下に動画で語られている内容で重要と思われる個所を要約してみた。

①AIが人間の知能を超えるのはいつなのか? 

 金融業界や医療業界、軍事産業において既にそれが起きている。そしてそのロジックは既に人間の理解を超えたもので、出力された結果だけを盲目的に使用している危険性について。

②AIを使用した最新の監視システムについて
 
「監視」と聞くとまず頭に浮かぶのが監視カメラだが、最新の技術ではカメラは見えない。上空を飛行する無人航空機からの映像解析により、個人の特定は愚かその行動内容までリアルタイムで把握する事が可能である。

③最新のステルス技術について
 最新のステルス航空機は、底面にLEDによる空の映像が映し出される「光学迷彩」の技術を持つ為、人間の目では捉える事が出来ない。

④米国の目標は無人兵器が「自動で殺人」を行う事

 イラクで既に実用化されている無人兵器は今だ誤作動がある状況だが、米国の軍事機関は無人兵器による殺人行為を自動化する事を目標としており、公文書内でも「人間よりも機械による判断の方が正確である」といった内容を含んだものが存在する。

 

特に注目すべきは「監視技術」

何れの内容も人間にとって脅威となりうる危険性を内在したものと言えるが、今回特に注目したいのは②の監視システムについて。

AI技術について詳しい人にとっては最新の画像認識技術の向上により、監視カメラ映像から簡単に個人を特定できる事は既に知っていると思うが、この動画で語られている内容は、既存の監視カメラを用いたシステムのイメージからかけ離れたものとなっている。
まず監視カメラは上空を飛行する無人航空機に搭載されており、上空から撮影した映像から個人を特定する事ができるという事実。
「上空からだと顔見えないんじゃないの?」と疑問を持つ人もいるだろうが、最新の技術では頭部や耳の形、歩き方(専門的には「歩容」)で個人を特定可能だと言う。

プライベートは最早存在しない?

「でも、所詮屋外での行動しか監視できないでしょ?プライベート丸裸は言い過ぎじゃないの?」と思われる方に考えて欲しいのは、ここからは個人的な推測を含むが、現段階でここまで技術が進歩しているなら、今後は恐らく屋内での活動を監視する事が目標化されているであろうことは容易に想像できる。
そしてカメラで撮影可能な映像は可視光線によるものだけでなく、赤外線を用いたサーモグラフィなど人間の目では捉えられない物も存在する。
映像のディテールから個人特定するのではなく、歩容など物体の動きから個人特定する技術が存在している事で、これらのテクノロジーを掛け合わせる事で、個人の屋内での行動まで丸裸にできる。

これらの技術が現実化した際に起こる「最悪のシナリオ」とは?
まず最初に思い浮かぶのが国家による個人監視への懸念だが、現時点では日本国政府によるその様な政策は内部告発のリスクを考えれば現実的ではないと言える。

他国政府が日本の上空を撮影目的で領空侵犯する事も考えにくい。

(日本の領空をある程度の範囲で自由に飛行できる国は存在するが)
しかし「上空からの撮影」という条件は、最終的には人工衛星からの映像でもそれが可能であるという事実を示している。
宇宙に「領空」という概念は存在しない為、敵対的な関係にある国家(どの国とは敢えて特定しないが)に人工衛星を打ち上げる技術があれば、その気になれば全国民のプライベート情報を人質にしての国家間交渉も可能になるという事だ。
この事実に対して現在我々にできる事は、残念ながらその懸念を表明する事くらいだろう。