「継続できないのは弱い自分のせい」は勘違い?
新しく物事を始めたけど長く続かない。
筋トレも英会話も三日坊主で終わってしまう。
あなたは物事が続かない理由を、「飽きっぽい性格」だとか、「意思の弱さ」のせいだと考えていませんか?
人の性格や性質はそう簡単に変えられるものではありません。
であれば一生この悩みから抜け出す事はできないのか?
いえ、そんな事はありません。
なぜなら、続かない理由が自分のせいだという考え方がそもそも間違っているから。
では、本当の理由とは何か?
それは、「努力と結果の関係性」を知らないから。
これだけではピンとこない人が多いと思うので具体的に説明していくと、人は努力の量に比例して安定した結果を得たいと考える傾向があります。
グラフにしてみるとこんな感じです。
横軸が時間(努力量)で、縦軸が得られた結果と考えてください。
「毎日コツコツ努力すると、日々僅かながらでも手ごたえを感じる事ができる」
正に理想的な形と言えますが、これはあくまで「理想」です。
何でもこんなに上手くいけば、努力を続ける事はそれほど難しくないと言えます。
ですが、やはり現実はそう甘くありません。
では、次に現実版のグラフを見てみましょう。
はい、ドン!
実際はこんな感じです。
努力を続けてもしばらくは何の手ごたえも得られない期間が長く続きます。
辛いです。先が見えません。
そして、ある日突然何の前触れも無くブレイクスルーが起きて、やっと結果を実感できます。
そしてまたしばらく結果の出ない期間が続く、これの繰り返しです。
このグラフだと結果が出るまで3週間になってますが、努力の内容や量によっては、数か月、数年かかるものもあると考えると、継続する事の難しさがイメージできるんじゃないでしょうか?
英会話のレッスンなんかでよく言われる、ある日突然喋れるようになったと感じたという話は、正にこのグラフの形通りと言えそうです。
「じゃあ、どうすればいいの?」
という質問に答えるとするなら、「この事実を知っているだけでも継続力は向上する」という事です。
最初にお伝えした通り、人は無意識のうちに安定的な結果を得られることを期待しがちです。
これが努力が継続し辛い大きな原因である事は間違いありません。
なので、「努力結果の関係性を知る事で、間違った期待を捨てる」
これが何より物事を継続する上で重要だという事です。