先日米津玄師の新曲「海の幽霊」ＭＶが公開されたので、早速視聴したところ衝撃のあまりうまく言葉で表現できません。
「海の幽霊」は、６月７日から公開されている映画「海獣の子供」の主題歌として制作された曲ですが、壮大だの、幻想的だの、ありふれた形容詞ではとても表現しきれない完成度になってます。
曲単体での完成度も素晴らしいですが、映像とのマッチングが神がかっていて、観るだけで「驚き」や「畏れ」、「喜び」などの様々な感情がないまぜになって湧き上がってくる体験を味わえます。
自分は映画の原作である漫画を読んだことが無いので、映像の意味を物語の側面から理解することは出来なかったですが、ただ、映像と流れてくる歌詞から受けた衝撃だけで、泣きそうになってしまいました。
いったいどんな作り方をしたらこんな完成度が実現できるんだろう？と、素朴な疑問くらいしか湧いてこなかったですが、雑誌のインタビューで米津本人が、「古くから原作漫画のファンで、その作品が今回映画化されると聞いて自分から音楽の制作を申し出た」と語っていたので、納得がいきました。
ＬＥＭＯＮのヒットにあやかって、商業的な理由で「知名度のあるアーティストである米津玄師を起用した」というだけでは、とてもここまでの完成度は実現できなかったと思います。
映像公開から一週間足らずで既に一千万再生を大きく超えてきていますが、映画がヒットすれば更に勢いを増す事が予想されます。
また、ＬＥＭＯＮとの違いとして、今回はアニメ映画のテーマ曲ということで英語でのコメントが多い点から海外からの注目度の高さを感じさせます。
