理不尽に命を奪われる事件や事故のニュースが報道されるたびに、一期一会の本来の意味について思い返します。
一期一会とは、「生涯一度しか会う事も無い人をもてなす心持ち」と解釈している人が多いかもしれませんが、本来は毎日会う人に対して「もう二度と会えないかもしれない」という心情で接する事を意味します。
「人」に対してだけでなく、「今日という日」に対して一期一会の気持ちを感じたことはありますか？
「同じような毎日ばかりが続く」と不満を漏らす人は、「今日という日が来ることが当たり前」と考えている傲慢な人とも言えます。
明日も生きられることが「当たり前の権利」と無意識に考えがちですが、そんなもの誰も保証してくれません。
ガンジーの遺した「明日死ぬかのように生きよ」という言葉は、毎日を一期一会の心情で生きる事に繋がると思います。
毎日一緒に仕事する気の合わない上司や同僚に対しても、「もう二度と会えないかも」と思えば、少し優しくなれると思いませんか？
