めんどくさくてつい先送り・・
先送り癖のある人、多いですよね。
やらなければいけないと分かっていても、ついめんどくさくなって、「まあ、そのうちやればいいや」と先送りしてしまう癖、誰にでもあると思います。
MUST思考とWANT思考
モチベーションを上げて、自分を行動に駆り立てるには、「MUST思考からWANT思考に切り替える」という方法があります。
MUST思考、つまり物事を「やるべき」と捉えると自分を追い込んでしまって返ってやる気を下げてしまいます。「あれやらなきゃ・・」、「こうしなきゃ・・」と考えると、めんどくささが倍増する感じしますよね?
そこをWANT思考に切り替えると、「あれやっときたいな!」、「これはこうしたいな!」となって、作業を前向きに捉える事ができます。
さらに上を行く、「出来る・出来ない思考」
MUST→WANT思考でも十分効果はありますが、「何かをやりたい」と考えた時、その前提条件を考えてしまう為、ためらいが生まれるという弱点が残ります。
「今日中にこの仕事を片付けたいけど、明日なら上司が手伝ってくれそうだから、明日やった方が効率良いな・・。」
「週末までに書類を作成したいけど、来週なら参考資料が揃うから、それから作成した方が書類の完成度上げられそうだな・・。」
思慮深い人ほど、「効率」や「精度」を重視してしまう為、着手が遅くなりがちです。
そんなあなたにオススメなのが、「出来る・出来ない思考」です。
結局、出来るの?出来ないの?どっち?
「頼んでた仕事、今日中にできそう?」と上司に聞かれたとき、つい保身から言い訳がましい曖昧な返事をしてしまい、「結局、出来るの?出来ないの?どっちなの?」と半ばキレ気味に質問されたことありませんか?
「出来る・出来ない思考」とは、その質問を自らに投げかける方法です。
行動するか迷ったとき、「結局出来るの?出来ないの?」と自分に問いかけると、大抵の事は出来る事が多いはずです。
何かを「やる為の前提条件」を考えているつもりが、いつのまにか何かを「やらない為の理由」作りになってしまっている事が本当に多いです。
この「前提条件を考えるフェーズ」を吹っ飛ばして即行動につなげるのが、「出来る・出来ない思考」の狙いです。
ただし、あまり乱用すると「後先考えずに行動する人」のレッテルを貼られるので、使用はほどほどに・・。
無条件で行動する事が出来れば、人は自由になれる
何か行動を起こすとき、人はどうしても前提条件を考えてしまいます。
なぜそうすべきなのか、どうすれば出来るようになるのか。
でも、往々にしてその「前提条件」は自分の無意識の欲望(サボりたい、手を抜きたい)から派生する事が多いです。
だから、前提条件なしに行動できる人こそが、欲望に縛られない自由な人と言えます。
哲学者のカントは自らに対して「無条件に○○せよ!」、つまり前提条件なしに行動せよ!という「定言命令」で行動出来れば、欲望を支配できると語っています。
でも、無条件で正しい判断をするというのは、絶対的な正しい価値観を持っていないとそもそも不可能なので、自分も含めて普通の人は失敗を繰り返す事で成長していくしかなさそうですね…。