他人に悪口を言われたり、イヤミを言われてついカッとなった経験は誰にでもありますよね?
今回はそんな「対人関係のイライラ」を瞬時に解消する裏技について、ストア派の言葉から学んでいきます。
■そもそも「ストア派」って何?
ストア派とは「ストイック」の語源となったことでも有名な、古代ギリシャ哲学の一派です。
今回はストア派の中でもとくに有名な、”哲人皇帝”マルクス・アウレリウスの言葉を引用します。
「マルクス・・アウ・・誰それ?」
「ながいカタカナ名は苦手!」
と、早速拒絶反応を起こしたそこのアナタ。もう少しだけお付き合いください。
■「相手と逆のことをすればいい」
イライラしたときの対処法ですが、答えはズバリ「相手と逆のことをする」。です。
例えば、悪口を言われたとき、つい感情的になって言い返してしまうのが普通ですが、
そこで逆に「相手を褒める」のです。
「何それ?・・ドMなの?」
と困惑した方に、もう少しくわしく説明します。
あなたに何か言いがかりをつけてくる相手は、じつはあなたに構ってほしくてそんな行動を取ってくる場合が多い。
そんな”構ってちゃん”相手に、ついムキになって言い返してしまうと、それは相手の思うつぼになってしまう。
だからあえて、逆の事(相手を褒める)をしてみましょう。
すると、予想外の反応を返された相手は、肩すかしを食らって戸惑うことになります。
しかし、褒められて悪い気のする人間はいません。
これを繰り返していけば、そのうち相手から絡んでくることもなくなるでしょう。
■マルクスの名言
今回の裏技のヒントとなったマルクスの名言とは、
「復讐とはその人のようにならないことだ」です。
復讐といえば、「目には目を、歯には歯を」で、相手を同じ目にあわせることを考えますが、相手と同じことをすれば、一時的にはスッキリできたとしても、また恨みをかって、その繰り返しになります。
「ケンカは同じレベルどうしでしか起きない」という言葉もある。
だから、悪意を向けられたらあえて、好意で返すのです。
そうすることで、相手も自分の間違いに気がつき、態度をあらためるキッカケにもなります。
■まとめ
・悪口を言われたり、嫌がらせをされたら、あえて逆のことをする。
■記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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また、今回の記事を読んでマルクス・アウレリウスに興味をもたれた方は是非ご自身で本を読まれる事をオススメします。
ローマ皇帝は歴代69名のうち、実にその約六割!もの人物が暗殺などの暴力で命を落とすという芸能界もビックリの生き馬の目を抜くような世界で、自らの心を律するためにマルクスが日々紡ぎだした言葉の数々は重みが違います。
そして、哲学は人によって解釈がかわり、こころに響く言葉も人それぞれ。
実際に自分で手にとって読んでみることで、きっと今あなたに「一番必要な言葉」に出会えますよ!