well-being meaning 

身体的なトレーニングと同じで、トレーニングによって心を鍛える事も可能です。心理カウンセラーがメンタルトレーニングの具体的な【方法】や【考え方】を様々な形で紹介しています。

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嫌な出来事をすぐ忘れ、良い出来事を長く記憶に留めるには?

あなたは、どんな時に怒りを感じますか?

上司に怒られた時、親や兄弟と喧嘩した時、不正な行為を目撃した時、原因は様々ですよね?

でも、特に怒りを感じやすいのは、その理由が理不尽だった場合じゃないかな?と思います。

上司に怒られた場合でも、明らかに自分のミスが原因の場合は、「そんな言い方しなくても・・」と少し怒りを感じることはあっても、基本的には自分の行為を反省しますよね?

でも思い当たらないことや、あるいは上司の機嫌が悪かっただけで八つ当たり的に怒られたりしたら、その時感じた怒りはそう簡単には収まらないと思います。

 

嫌な出来事は文章にしてみる

心理学では、悲惨な出来事を経験してトラウマを抱えている人を治療する為の一つの手法として、作文を用いる事があります。

具体的には、トラウマの原因となった出来事を、文章として書きだす訓練を行います。

 

嫌な出来事をわざわざ紙に書きだすなんて、余計記憶に焼き付くんじゃないの?と思われるかもしれませんが、文章にすることで、出来事を客観的に捉える視点を得られるようになります。

被害者の視点でしか評価できなかった出来事が、第三者や加害者など、様々な視点での評価が可能になり、心の整理がつきやすくなるので、トラウマからの回復が早まります。

 

つまり、出来事を整理することで受け入れやすくなり、素早く水に流せるということですね。

 

上司に八つ当たりされた時も、心の中で「部長の○○さんが、部下の私を理不尽な理由で叱責している。おそらく、奥さんとの喧嘩が原因と思われる」と出来るだけ客観的な文章にしてみる事で、心の整理をつけやすくなります。決してその場で口に出してはいけませんが。

 

嫌な出来事は理性で、良い出来事は感性で受け止める

これを逆に考えると、良い出来事はあまり深読みせず、表面的な物だけ受け取っておけば、良い気分が長続きし易くなるということになります。

上司に褒められたときは、「残業してがんばったからかな?」とか、「最近奥さんと上手く行ってるからかな?」など、あまり理由や原因を詮索せずに、「褒められて嬉しいなぁ」程度に留めておくのが良いということですね( ´∀` )v

 

「怒られたときは賢者に、褒められたときはアホになれ」でもいいかもしれません。